インド占星術鑑定室 -Astrological Academy-

アーティクル

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占星術の理論

サイン

サイン

 インド占星術では星座(サイン)による各生まれ月によって特定の性格が生じるという見方はありません。しかし、2区分、3要素、4元素の区分による各サインの特徴を重視する見方は存在します。俗に言われているサインの性質はこれらの要素を組み合わせると自ずから出てきます。サイデリアル方式を採用するインド占星術ではサインとハウスは一致します。その為、サインの働きを軽視する向きもありますが、インド占星術においても サインは当然機能します。同じ金星でも牡牛座の金星は現実的傾向、物質愛が強く出ています。これに対して天秤座の金星は、バランス感覚、芸術的関心や才能に特徴が出てきます。


サインの性質

 各惑星が2区分、3要素、4元素の星座(サイン)に在住する数により本人の性格的特徴が出てきます。

2区分  男性星座(陽)、女性星座(陰)で見ていきます。陽は外向的、陰は内向的性質を示します。
3要素  活動(Cardinal)、不動(Fixed)、変通(Mutable)の3区分があります。その人の行動特性を見ていきます。
4元素  火地風水の4つの元素に分けてみていきます。その人の精神性、内面性の特徴を見ていきます。

サインの性質対応表

サイン 2区分 3要素 4元素
牡羊座 活動(C)
牡牛座 不動(F)
双子座 変通(M)
蟹座 活動(C)
獅子座 不動(F)
乙女座 変通(M)
天秤座 活動(C)
蠍座 不動(F)
射手座 変通(M)
山羊座 活動(C)
水瓶座 不動(F)
魚座 変通(M)


西洋占星術とインド占星術の星座について

〜トロピカル星座帯とサイデリアル星座帯〜

 西洋占星術とインド占星術はいくつかの点で違いますが、根本的な違いはハウスシステムにあります。

 西洋占星術では、毎年の春分点を牡羊座の起点(0度)としています。春分点になった瞬間に太陽がある位置が牡羊座の0度となります。つまり、毎年3月21日の春分点から約1ヶ月間が牡羊座生まれとなります。しかし、地球の歳差運動のために、春分点はおよそ2万5千年で12星座を1周します。したがって、およそ72年に1度づつの割合で星座の位置が逆行し、点在では実際のそれよりおよそ24度近くズレます。つまり、現在の春分点は(トロピカル星座帯での牡羊座0度)は 実際の恒星を基準とする牡羊座0度ではなく、魚座6度付近にあることになります。

 この移動する星座帯をトロピカル星座帯と呼び、恒星を基準として移動しない星座帯をサイデリアル星座帯と呼びます。西洋占星術はトロピカル星座帯を主に使用し、インド占星術はサイデリアル星座帯を使用します。そしてトロピカル星座帯とサイデリアル星座帯の差24度をアヤナムシャといいます。

 アヤナムシャは複数の説がありますが、通常はインド政府公認のラヒリのアヤナムシャ、即ち、2000年1月1日現在で23度51分のものを使用します。