インド占星術鑑定室 -Astrological Academy-

アーティクル

占星術の理論の説明、鑑定事例の紹介等

占星術の理論

天体

惑星

 インド占星術では、土星以降の外惑星は基本的に用いません。太陽、月を含めた7惑星と感受点として大きな意味をもつラーフ、ケートゥの2つの虚星の計9つの天体を使用します。惑星には生来的に吉星と凶星があります。しかし、生来的に吉星であってもハウス支配の位置によって機能的凶星になることがあります。又、その逆の場合もあります。惑星の主要な象意は下記の通りです。他の象意はここから派生したものです。


惑星の意味

惑 星 象 意 吉凶区分
太陽  父親、自分自身、エネルギー、勇気、地位、プライド、政府、名誉、権力、心臓、血液、目 凶星
 母親、妻、心、感受性、女性、心の安定、人気、記憶力、旅行、園芸、胃 条件次第で吉凶
火星  弟妹、情熱、集中力、スピード、闘志、武術、精力、運転、機械、科学、筋肉 凶星
水星  コミュニケーション、弁舌、分析、論理性、出版、ビジネス、貿易、皮膚、呼吸器、腸 弱い凶星
木星  宗教、教師、裁判官、幸運、拡大、知恵、慈悲、名誉、外国、占星術、脂肪、肝臓 吉星
金星  恋愛、結婚、配偶者、芸術、金銭、文化、快適さ、腎臓、生殖器 吉星
土星  悲惨、苦悩、制限、破壊、召使、奴隷、庶民、改革、労働、神経、骨 凶星
ラーフ  執念、強引さ、現世的欲望、勇気、向こう見ず、怠惰、偽善、悪性腫瘍 凶星
ケートゥ  禁欲、解脱、精神性、オカルト、冷静、言語、数学、コンピューター、陰謀、潰瘍 凶星

惑星の支配と在住

 インド占星術で最も重要な理論は、惑星の在住と支配についてです。多くの初学者はしばしば惑星の支配と在住を混同します。支配とは各サインの支配星のことです。アセンダントが天秤ラグナの時、火星が3室射手座に在住していた場合、火星は2室と7室を支配し、3室に在住すると表現します。或いは、アセンダントが蟹座ラグナで金星が9室魚座に在住していた場合、火星は4室と11室を支配し9室に在住すると表現します。


惑星の品位

 惑星の吉凶や強弱を判断する方法はいろいろありますが、代表的なものとして惑星の星座のポジションによる方法を解説します。

高揚の星座  惑星が最も強くなるのは、高揚の星座に在住している時です。この時高揚する惑星が在住する星座が支配する星座も強くなります。更に高揚の度数に近いほど惑星が強くなります。惑星が星座の性質を受けてその働きを強める位置に来ると惑星は高揚します。

ムーラトリコーナ   ムーラトリコーナは高揚の次に惑星が強くなる位置にあります。ムーラトリコーナの度数範囲に近く、かつムーラトリコーナの度数を越えない時最も強い働きをします。しかし、その星座内に惑星が在住する限りは強い働きをします。

定座  惑星が星座を支配するハウスに在住すると、やはり強い惑星として働きます。
友好星座  惑星がその惑星のムーラトリコーナから数えて2,4,5,8,9,12番目の星座を2つ支配すると友好星座になります。
敵対星座  惑星がその惑星のムーラトリコーナから数えて3,6,7,10,11番目の星座を2つ支配すると敵対星座になります。
中立星座  友好、敵対の位置を1つ支配すると中立になります。
減衰星座  惑星が最も弱くなるのは減衰星座に在住している時です。高揚の星座と減衰の星座はお互いに180度反対側の星座になります。減衰の星座に在住している惑星は、減衰が無効化される場合があり、逆に強い働きをすることがあります。