インド占星術鑑定室 -Astrological Academy-

アーティクル

占星術の理論の説明、鑑定事例の紹介等

西洋占星術

ハーモニクス


(1)ハーモニクス(調波)とは

 ハーモニクスはジョン・アディーがインド占星術のナバムシャを始めとする分割図の手法からヒントを得て創造しました。 これにより出生図だけではわからない細かい点も把握できるようになりました。 出生時の天体の位置やAS、MC等の値に、数字を掛け合わせて「調波図」という新しい図を作り、従来曖昧だった点を明確にしていきます。 一見インド占星術の分割図に似ていますが、インド占星術はサイデリアル方式、西洋占星術はトロピカル方式を用いている点が根本的に違います。 ハーモニクスはこれから多くの研究課題と可能性をもつ、ニューアストロジー理論です。 


(2)それぞれの調波でみてくもの

 アディーは下表のショダシャムシャ方式のインド占星術の分割図、特に第9分割図からヒントを得て、さまざまな考察を経て各調波の意味を創出していきました。 

インド占星術分割図表(shodasavarga方式)
分割図 分割数 1分割の度数 主要なテーマ
ラーシ・チャート 1 30° 全てのテーマ
ホーラ・チャート 2 15° 財運
ドレッカナ・チャート 3 10° 全体・兄弟姉妹運
チャトルタームシャ・チャート 4 7°30′ 財運・幸運
シャプタームシャ・チャート 7 4°17′8″ 全体・子供運
ナヴァムシャ・チャート 9 3°20′ 全体・結婚運・晩年運・霊性
ダシャームシャ・チャート 10 社会運・仕事運
ドヴァダシャームシャ・チャート 12 2°30′ 全体・両親運
ショダシャームシャ・チャート 16 1°52′30″ 乗り物運
10 ヴィムシャームシャ・チャート 20 1°30′ 精神性
11 チャトルヴィムシャームシャ・チャート 24 1°15′ 知性
12 シャプタヴィムシャームシャ・チャート 27 1°6′40″ 生来的な強さと弱さ
13 トゥリムシャームシャ・チャート 30 不幸
14 カーヴェーダームシャ・チャート 40 0°45′ 幸・不幸
15 アクシャヴェーダームシャ・チャート 45 0°40′ 全体
16 シャスティアームシャ・チャート 60 0°30′ 全体

 アディーの調波で特に重視するのは第5調波(創造的な生き方)、第7調波(夢中になれるもの)、第8調波、第9調波(人生の最終成果)です。アディー調波では第5調波、第7調波、第9調波の組み合わせを重要視していきます。 


(3)コンジャンクションを重視する

 第2調波はネイタルチャートの360度を2で割った180度、第3調波を3で割った120度、第4調波は4で割った90度のアスペクトの詳細な内容を見ていくものです。 従って調波で重要視するのは飽くまでコンジャンクションであって、調波図で改めてスクエア、トライン等のアスペクトをみるものではありません。


(4)3要素(CFM)を中心概念とする

 ハーモニクスでは情緒のパターンを表す火地風水ではなく行動のパターンを表現するCFM(カーディナル、フィクスド、ミュータブル)の比率を優先して検討します。 CFMの比率の計算もネイタルチャートとは違う計算方法を用います。 具体的には、行動のパターンCFMの零度に近い数値(23,24,25,26,27,28,29,0,1,2,3,4,5,6,7)の度数をCFMの重要な表示として検討します。