インド占星術鑑定室 -Astrological Academy-

アーティクル

占星術の理論の説明、鑑定事例の紹介等

離婚

藤原紀香と陣内智則

 藤原紀香と陣内智則が離婚した。マスコミ、芸能評論家、占い師等が二人の離婚についていろいろ書いている。藤原紀香と陣内智則の離婚については、一般的には、マスコミ、世論は藤原紀香に同情的で陣内智則については批判的である。彼の浮気、複数の愛人がいたなど事実なので藤原紀香に同情票が集まるのはやむを得ないところだ。詳細な経緯についてはそちらの方を見ていただくとして、この離婚の原因を占星術的に分析をしてみたいと思う。

 まず、この二人の相性をみてみたが、決して悪くない。月は1−7関係、金星と太陽は5−9関係なので、通常のマニュアルワーク的な鑑定なら良しとするだろう。この二人は話は合うと思う。だから結婚したのだろうが、それではなぜ離婚したのだろうか。ここが相性関係というのが面白く複雑なところである。二人のホロスコープを比較して見ると、陣内の浮気はもちろん問題あるが、藤原紀香の方もそういう浮気を決して許さない非妥協性をもつ性格がうかがえる。ここが根本的に問題となる点である。

 それでは、まず藤原紀香のホロスコープをみていこう。

チャート
藤原紀香のホロスコープ

 彼女の木星は3室に在住して4室、7室を支配している。木星自体は機能的凶星になるが、この木星は結婚を示す魚座の7室にアスペクトバックしているので、7室の働きをよくしている。しかし、ダブルケンドラの4室,7室支配で逆行の為あまり大きな力にはならない。7室の支配星である木星は月とガージャケサリヨガを組む。金星は牡牛座の定座にあり2室と9室を支配しダーナヨガとして働いている。コンジャンクションする土星は友好星である。こう見てくると7室とその支配星の木星、及び金星及びその支配星に関してして特に悪い要素はない。凶星のアスペクトもない。7室を支配する木星に対しては、定座にある2室、9室支配の金星と5室、6室支配で9室在住の土星がアスペクトしラージャヨガを作っている。だから彼女の結婚運は基本的に悪くない。陣内智則との離婚でもっぱら彼女に同情票が集まるのも、彼女のホロスコープを見る限り、結婚生活の基本的態度に問題がないからである。

 しかし、結婚運を見る時、それ以外の要素を見逃してはならない。彼女の火星は5室在住で高揚し3室、8室を支配します。高揚の強さもあるが、このハウス支配では機能的凶星になる。高揚の火星は自己主張が強く自らの意思を曲げない一面がある。この機能的凶星の火星が9室にある金星や土星にアスペクトをかけている。彼女の外見から受ける清潔感は、強い倫理性を示す9室から来るものである。そこに高揚の火星がアスペクトをしているわけだから、相手にも愛情問題に関しては強い倫理性を求めることになる。だからパートナーとなる人が浮気不倫等の行為をすると、厳しい行動に出る可能性がある。

 ところが陣内智則のホロスコープを見てみよう。そうすると陣内智則は藤原紀香が基本的に嫌うチャラクターを持っているのである。

チャート
陣内智則のホロスコープ

 彼の正確な誕生時間は不明なので12時で見ていく。太陽も月も水瓶座にあり、ここを1室としてみると、太陽、月のダブルラグナから見て金星は12室にある。この金星は4,5室支配なので彼には「浮気運」があり愛人となる女性はつぎつぎと現れる運をもつ(ある意味で羨ましい限りである)。先天的に浮気不倫をしやすい性格と運気をもっている。要するにモテルのである。「据膳食わぬは男の恥」と言うが、このホロスコープだと、彼は特にその気がなくても次々と女が現れる運命にある。

 その金星からみた12室にはラーフがあり、これまた愛情問題では問題を起こす。ラーフにはアウトカースト、飽くなき現世的欲望の追求という象意がある。だからラーフがあれば一風変った女と浮気縁をもつことになる。事実、彼の浮気相手は複数でありその中には元AV女優等、グラビアアイドル、福岡中洲ホステス等、特殊な職業の女性が名を挙げられている。この位置のラーフは不倫関係の内容をズバリ表している。

 太陽及び月ラグナからみて7室はアスペクトが集中している。水瓶座の水星、太陽、木星、土星から3番目のアスペクト、火星から4番目のアスペクト、ラーフから9番目のアスペクトが7室に集中している。彼の生活上の主なる関心が「女」にあることは明白である。「他にも、後輩の芸人に頻繁に合コンを開かせて、女の子と遊んでいるという噂もあったし、紀香の目が届かない大阪では、宿泊先のホテル周辺でファンらしき女の子と歩いている姿も目撃されています」(週刊誌記者)という記事からも、彼の女に対する関心は尋常ではない事がうかがえる。

 その中で、獅子座にアスペクトバックする太陽、吉星の木星のアスペクトがあるので、結婚についてのよい運も含まれる。だから藤原紀香のような相手と幸運の結婚をするのである。この結婚は世に言う「逆タマ」であることは明らかだ。もしレクティファイが正しいとすれば、2007年2月17日の挙式当日は土星のアンタラダシャーになる。その時、ラーフは土星からみて7番目に在住するので、結婚する時期に当たる。

 次に、彼は「女遊びは芸の肥やし」とうそぶいているが実際はどうなのだろうか。太陽、月から見た仕事運を表す10室には海王星がある。彼の仕事に対する姿勢は極めて曖昧で目標が定まらない。これからみると女に対する強い関心と仕事の不安定さがうかがえる。彼は「女遊びは芸の肥やし」と言うが、実際は一つも芸の肥やしになっていない。確かに女にはもてるがただそれだけの男で、彼の女癖はこれからも治ることはないだろう。

 こういう陣内のキャラクターは、藤原紀香のように相手が浮気不倫などしないモラルの高い男を求める女性の場合、許し難い行為となる。これでは当然破綻をきたす。陣内のような男にはもっと大らかなで寛大な女性がいいし、藤原紀香には浮気などしない真面目な男が合うのである。

 結婚運や相性の良し悪しというのは、実占に際してはこのように多角的に見ていく必要がある。技法をただ振り回すだけの紋切り型の占いでは、正しい鑑定はできない。