インド占星術鑑定室 -Astrological Academy-

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政治家・経済人

バラック・オバマ

 ここの所民主党の大統領予備選の州選挙で8連勝し、ヒラリー・クリントン候補に急迫しているバラック・オバマ氏のチャートをみてみよう。まず、彼の略歴をあげておこう。彼の略歴は以下のようである。

 1961年8月4日13時6分ホノルル生まれ。1983年 コロンビア大学卒業、1991年 ハーバード大学ロースクール卒業。1997─2005年 イリノイ州議会議員 2000年 下院議員選に出馬するも敗れる。2004年7月27日 民主党大会で基調演説。2004年11月 上院議員選に当選。2006年に、「Dreams From My Father: A Story of Race and Inheritance」で、米グラミー賞の最優秀朗読アルバム賞を受賞。

チャート

 彼のチャートの特徴はまず木星、土星の状態にある。木星は4室ケンドラに在住して3,6室支配で減衰、逆行し、ニーチャバンガとなる。 又、月から見て8室を支配して減衰する星座に在住するのでラージャヨガ的にはたらく減衰惑星でもある。単独であれば機能的凶星である。 しかし、ここに強力な土星が在住し木星とコンジャンクションする。 土星は4,5室支配のラージャヨガカラカでケンドラに在住、定座の位置にいるのでシャシャヨーガとなる。 土星の持つ特徴が最大限に強調されるチャートである。 彼はカリスマ的リーダーシップがとれる人である。

 基調演説で認められたり、最優秀朗読アルバム賞を受賞するだけあってスピーチの象意をもつ2室がとてもよい状態にある。 8室にある月が2室にアスペクトする。 2室のビンドは34点ある。 水星も10室にあり職業上の問題に関しては能弁を振るう人物である。

 彼が政治家として優れた資質を示すいくつかの特徴がチャートから読み取れる。 まず、太陽の10室在住は政治家として高い地位につくことを示す。 8室の月は適度な駆け引きのできる人物であることを示す。 月は10室を支配し高揚の位置にある。ここに木星が5番目のアスペクトをしている点も見逃せない。 彼は大衆の間に根強いしかも長続きする人気をもつ、政治家となるだろう。

 11室のウパチャヤハウスにはラーフ、火星の二凶星が在住し、困難にめげず事態の打開が図れる運気もある。 ナヴァムシャから見ても、木星、水星、土星が定座にありガジャケサリヨガも形成するので政治家として最高の資質をもつ人である。 大統領になるかならないかはヒラリーやマケインのチャートも見ていかなければならないので、ここで断言はできないが、政治家として大いに発展できる人であることは間違いない。

 現在、彼のマハーダシャーは木星期にある。2000年3月から2014年1月までが彼の木星期である。木星は減衰しているがニーチャバンガであり特別のヨガもはたらき土星も強力なので、社会的に活躍できる時期であることはこれまでのキャリアで証明している。

 そこまではいいのだが彼のチャートには大きな問題がある。それは火星である。オバマの火星はムリュチュヴァーギャになっていて健康面での不安がある。火星は11室在住で寿命、健康を示す2、7室のマーラカ支配でもある。2010年9月になるとマハーダシャー木星の所に、アンタラダシャーに火星がくる。木星はバンガしてるとはいえやはり減衰の弱さは残す。土星トランジットのビンドは0点になるので更に不吉な要素が加わる。

 占星術の示す表示は本人の生き方により回避できる部分がかなりあるのでそうなると断言はできない。オバマの木星には吉凶両方の要素があるので、ここで木星の功徳が働くよう常日頃から行動することがこの危機を乗り越える大切なポイントとなる。